sato
denotation
佐藤文郎/4分46秒/カラー/ステレオ/2007
撮影 佐藤文郎、千原真実
 
「その液状の“赤い物体”がどこかへ向かう。」
この映画は“言葉”ではなくて“物”についての映画だとぼくは考えた。近年では作品の価値を高めるために
多くの“言葉”を費しているように思う。しかしそもそも作品に価値など存在しないはずである。
作品は“物”でしかないのだ。この作品は、学生時代多くの“言葉”を使って映画を見つめようとしたぼく自身の態度と
そのような歴史を編出した環境を問いただすために制作した映画である。
 
プロフィール
1985年生まれ。東京造形大学映画専攻卒業。在学中にCGデザイナーとして映画・TV制作に参画。TV番組の
オープニング制作なども務める。現在は、 CM制作プロダクションで働く傍ら、自身で制作活動も行なう。
本作でドイツ、オーバーハウゼン国際短編映画際インターナショナルコンペティションノミネート、リオデジャネイロ国際短編映画際、
ブラジル、カルタ・サントス映画祭、札幌国際短編映画際、調布ショートフィルムフェスティバル入選、
CG&アニメーションフィルムフェスティバル入選、川崎デジタルショートフィルムフェ スティバル銀賞他。
 
 
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